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作者
中島 杉陰(なかじま さんいん)
作品名
「秋社酔帰図」※大幅
技法
日本画
形態
掛軸
素材
絹地に岩絵の具
サイズ
縦幅
全体:タテ206×ヨコ87cm
※縦の長さは上部の掛ひもを含みません。横幅の長さは軸先を含みません。
(作品:タテ147.2×ヨコ71.2cm)
状態
表装の裏部分(総裏)にシミ・ヤケがあります。
画中に経年による多少のシミがありますが、鑑賞には問題ない程度です。
表装に多少のシワがあります。
※箱のフタに2か所のアタリ・欠けがあります。(一番最後の写真の矢印部分です。)
備考
軸先は木製です。
箱書きは誰によるものか不明ですが、「柊園江原氏蔵」との箱書きがあります。
漢詩部分
中国の晩唐の詩人・王駕(おうが)(851-)の『社日』より。
鵝湖山下 稲梁肥えたり。(がこさんか とうりょう こえたり)
豚穽 鶏塒 半ば扉を掩う。(とんせい けいじ なかばひを おおう)
桑柘 影斜めにして 秋社散ず。(そうしゃ かげななめにして しゅうしゃさんず)
家家 酔人を扶け得て帰る。(かか すいじんをたすけえて かえる)
※本作は明治37年(=甲辰・1904年)の冬に描かれた作品です。
お薦めの季節
秋・年中
【略歴】
中島 杉陰(なかじま さんいん)
弘化2年(1845年)-没年不詳
江戸に生まれる。
名は栄之。字は樞發。別号に暗香浮動山荘。
幼少より画を鈴木鵞湖に学ぶ。文晁派の画を能くす。
師の没後、南北合派の画法を極める。
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