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作者
河井 寛次郎(かわい かんじろう)
作品名
「辰砂茶碗 筒描紋(しんしゃちゃわん つつがきもん)」
技法
陶芸(民芸)
形態
茶碗
サイズ
(作品:口径10.8×高9.7㎝(胴径約11.4cm)
状態
※良好です。
備考
河井武一の鑑定箱です。
※鑑定箱とは:作者本人ではなく、弟子や親族によって作品が鑑定され箱書きがされたものです。
※「筒描(つつがき)」とは、「スポイドに入れた泥漿(柔らかい粘土)を絞り出すことにより模様や文字を描く技法」のこと。(『生命の歓喜 生誕120年 河井寛次郎展』,2010年,毎日新聞社 より引用)
【略歴】
河井 寛次郎(かわい かんじろう)
明治23年(1890年)~昭和41年(1966年)
島根県安来市に生まれる。
東京高等工業学校窯業科卒業。
大正9年五条坂に築窯(五代 清水六兵衛より譲り受ける)となり独立。
大正10年第1回創作陶磁展覧会を東京高島屋で開催。
当初から中国、朝鮮の古陶磁をよく研究、さらに独自の造形を付加した作品を展開する。
益子の陶芸家浜田庄司の紹介を受けて柳宗悦と出会う。
昭和12年「鉄辰砂草花丸文壷」でパリ万国博グランプリ受賞。
昭和32年「白地草花絵扁壷」でミラノ・トリエンナーレ展グランプリ受賞。
昭和25年頃より木彫りにも取り組んでいる。
昭和41年歿。76歳。
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