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作者
狩野 栄川院(典信)(かのう えいせんいん(みちのぶ))
作品名
「富士・山水 (三幅対)」 尺五寸
技法
日本画
形態
軸装
サイズ
絹本 尺五寸(縦幅)
全体:197.7×57.8㎝(作品:116.5×42.2cm)
状態
※天に多少シミ、画中に多少シミがありますが、鑑賞には問題のない程度です。
※肌裏にシミ、僅かの浮きがありますが、鑑賞には問題ありません。
※箱の縁が壊れていますが、鑑賞には問題ありません。
備考
軸先は象牙軸です。
合せ箱です。
※合せ箱とは、作者本人による箱書きがないものを言います。元々の所有者が箱にタイトルを書いている場合や、何も書いてない場合があります。伝統的な品は、箱の味わいが価値を決める重要なポイントになるので、よりよい調子の箱を合わせることがあります。
【略歴】
狩野 栄川院(典信)<かのう えいせんいん(みちのぶ)>
享保15年(1730年)~寛政2年(1790年)
父栄川古信(えいせんひさのぶ)が36才で病没。
初御目見は12才の寛保元年だった。
宝暦12年には法眼に叙している。
その後51才の時に法印に叙される。
典信は将軍家重に愛され、これに先立つ安永六年、竹川町の屋敷をそのままに木挽町に新たな土地を拝領した。
このため家祖尚信の家系を木挽町狩野家と呼ばれた。
寛政2年の内裏造営にあたって画家として最高位の賢聖障子絵を担当し、以後の木挽町繁栄の基礎を作った。
寛政2年歿。
60歳。
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